
遺伝子組換技術で作出した光る竹のカルス。有用植物機能の改変を目指す。
生物工学は、生物の構造と機能を明らかにするための基礎学問分野から形成され、人間の健康、食料、環境エネルギーなどの課題を解決するために有効利用されており、将来も大きな発展が期待されています。本専攻では、有機化学、生化学、応用微生物学、植物?食品?情報などの学問領域を基礎として、9つの部門の連携により「グリーンバイオテクノロジー」の専門教育と研究を行い、世界水準の研究拠点の形成を目指しています。
■酵素化学工学部門
酵素等の生体触媒を環境負担のない工業的な有用物質合成などに利用します。
■応用生物プロセス学部門
酵素を応用し、医農薬などを高効率で生産するバイオプロセス(生産工程)を実現します。
■微生物工学部門
医薬や農薬として有用な抗生物質などを探索し、その構造や活性について研究します。
■生物有機化学部門
全合成と計算化学を基盤技術とし、有用な生物活性物質の設計と合成に取り組みます。
■機能性食品工学部門
食品の機能性成分の生理作用や代謝を解明し、機能性食品を開発します。
■植物機能工学部門
植物特有の代謝系を解明し、有用物質の効率的生産技術を開発します。
■応用生物情報学部門
ゲノム進化機構の解明とそれに基づくゲノム設計方法の開発に取り組みます。
■製薬化学工学部門
医薬品の化学合成や製剤化など、医薬品の製造?品質管理に関する研究に取り組みます。
■バイオ医薬品工学部門
抗体医薬品等のバイオ医薬品の製造や再生医療技術の開発に取り組みます。